銀 (しろがね)


奥州藤原氏の郎党 9月24日生まれ 24歳 B型 
象徴物は白い芥子。イメージカラーは銀(しろがね)色。

■作品名■

PS2 遙かなる時空の中で3〜十六夜記,(同)運命の迷宮
イベントボイス(※重要イベント・恋愛イベント・戦闘の掛け声など)

■物語・キャラクター・声■

銀は、シリーズ2作目「十六夜記」からの登場です。
十六夜記は初作の物語(平知盛の頁参照)に、源平合戦終結から源義経が奥州藤原氏のもとに身を寄せる物語が追加され、銀とはその新たな物語の中で出会うことができます。

藤原泰衡の郎党として現れた銀ですが、その姿は壇ノ浦で死んだはずの知盛の面差しに良く似ていて、主人公は混乱します。過去の記憶を失っているという銀。物腰柔らかで気品があり、どこか貴族的で洗練された言動から、彼が失ったものを窺い知ることができます。
自分を拾った主の泰衡に絶対の忠誠を誓っていますが、龍神の神子である主人公の清らかさに憧れを抱き、その役に立てることに喜びを感じているようです。
記憶を失っていることで、登場当初はどこか無機質な印象を受けますが、主人公と関わるうちに徐々に彼らしい感情を、そして記憶を取り戻していきます。
銀が記憶を取り戻す運命は、どんな結末をもたらすのでしょうか。

銀の声はやや高め。気品があり、涼やかでとても優しい声音です。
上記のように登場直後は感情の起伏が少ない無機質な声音で、そこからあたたかみのある声音に変化していきます。その変化の演技は聴き所の一つでしょう。
銀は、様々な声音を楽しむことができる珍しいキャラクターです。言葉の端々や笑い声にまで反映されたキャラクターの個性を、その声から楽しむことができるのではないかと思います。

■浜田さんのコメント■

分をわきまえて控えるという感覚よりは、空虚ゆえの感情の抑えに育ちの雅さ・柔らかさだけが残っていてそれを無意識に出している。ということをクライアントさんからは言われたように思います。

それがうまくいったかどうかは正直わかりかねますが、CDドラマよりはゲームのほうが上のベースと自分の演技プラン(というほどでもないですが)通りにいったと思います。

■セリフ抜粋■

「神子様のお役に立てたのでしたら、なによりの喜びです」
「そんなに可愛らしいことをおっしゃるなんて、無垢で…罪な方ですね」
「神子様……一つだけ、どうかお心に留めてくださいますか。私は、あなたを―…」